覚悟を決めるという事

もう9月も中旬。あと3週間で学校ですわ…

さて先日は創業2年の某スタートアップで3日間インターンシップ(というかジョブ)をさせていただきました。

ジョブの内容的は1日目はロジカルシンキング講座と簡単なケーススタディ
2・3日目はより実践的に会社で担当しているクライアントに対して仮想コンサルをするというものでした。

守秘義務の関係上これ以上書きませんが、ジョブの内容やその他もろもろを含めてこの半年で最も充実した3日間と断言できる充実度でした。そこで今回は防備録を兼ねてプログに。

【学び】の種類としては以下の4種類があるのかな。

①スキル日常の勉学などに活かせる実践的なスキル)

キャリアパス(特にベンチャー企業で働くことの意味)

③意志決定(どのような基準や考え方で意思決定をするのか)

④今後の日本の姿と自分の強み弱み
↑ロジックツリーは意識したけど、MECE全然なってねーwwwまあ今回は妥協。。


①…これに関しては、考え方のくせと1日目にやったロジカルシンキングの使い方。
前者はとにかく前提を疑う事。ベンチャーの社長に言われて印象的だったのが、「一つの事象に対して1つの理由づけをするのは、単に自分を安心させようとしているにすぎない。別の理由づけを2回行う(=whyを2回)ことが大切」という言葉は至言でした。

後者は正直これは自分で本とか読んだりしてある程度しっていて、教わった内容自体は目新しさはなかった。ただ今回学びというか驚かされたのは社員さん(24歳でした)の方がロジックツリーとかフレームワークを完璧にそして迅速に使いこなしていた事。

いままでも、頭の回転じゃかなわないやつとか、発想力がけた違いなやつ、頭キレッキレで議論で全く太刀打ちできないやととか数多くいたのは事実。

今回、従来と違ったのは、ロジックツリ―とかフレームワークみたいな自分と他者のレベルの差を明確に示す基準が存在したこと。これまでなその違いがブラックボックス化されてて、なんとなくすげーでもどうやったらああなれるのか分かんねえ…状態だったのがブラックボックスが透明化して自分の未熟さを痛感させられました。2歳しか年齢変わらないのに…

で、どうすれば考える力が育つか。

個人的には、考える力=才能(所謂地頭)×訓練(=質×量)だと思っている。

それで、才能については先天的もしくは幼少期に決まってしまうものなので、あとは訓練しかない。社員の方は毎日フェルミ推定やってるみたいです。やっぱり日々努力だなー


②…実は今まで僕はベンチャー企業に関してあまりいいイメージをもっていなかった。それは多分これまで関わってきたベンチャー企業に対して自分が全く貢献できず、それに伴い彼らと良好な関係を気付けなかったことにあると思う。

一方今回は割とゆるいジョブ(先方もあんまり選考とか意識せず参加者にプレッシャーをかけなかった。時間制限とかアドバイスの出血大サービスなどなど)だったので肯定的に物事を見れたと思います。3日間ジョブをしながら社員さんの姿を見ながら感じたのは、ベンチャーに新卒で入るという選択肢は、十分に価値があるという事*1


ただベンチャーありさえすればいいのではなく、個人的にはいくつかの問題をクリアした時初めて、最も価値がある選択肢になり得るのかなと*2
具体的には…
aある程度明確な将来像があり、それを実現するのに当該ベンチャーでの学びが役立つこと
b単純に役立つだけでなく、その会社の事業・人が好きであること
の2点。

aに関しては万人が万人ベンチャーに適してるわけではなく、変動のない大企業(インフラ系)にはいってのんびりやりますわーという人には向いていない。また事業も人もボロボロなベンチャーは星の数ほどあります。
bは社員さんはインターン中私たちに、自分にあうベンチャーを見つけれたらほんとに仕事が楽しい。この楽しさは大企業では絶対味わえない。一方で仮に合わないと裁量労働+劣悪な労働環境のため死ぬほどつらいだろうと何度も仰っていました。
今回お世話になったところがスタートアップというのもあるのですが、とにかく寝る間も惜しんで働いていました。それが可能にするのは自分の志や、それにフィットした会社環境であると思います。

そして以上を踏まえて、今後自分はどういう道を歩むべきか…まだまとまってない+紙幅の関係でこのテーマについては次回以降にしたいと思います。


③ですが、これも社長から面白い人間の性質を教えてもらいました。
彼は意志決定をする際に自分の目標像に近づくために一番貢献する道を選択すべきと言いました。実行する事のハードルの高さ(=リスクの高さ)は無視して、とにかく先(=自己目標)ありきで考えるべきだと。
理由として
a人間は順応性を持っており辛い環境でも(基本的に)対応する事が出来る=一番高いハードルでも越えることが出来る
b周りの目や声はハードルを飛び越えれば気にならない。飛び越えたらそんな些細なことを気にする暇はなくなる
c人間は自身の過去の決断を正当化する性質を持っている。だから大企業に入った人もベンチャーに飛びこんだ人もその選択を選択する事は(基本的に)ない
これを聞いた時に過度に他人にとらわれることや失敗を恐れることはもったいことだなーと思いました*3。とにかくこれまで僕はリスクアバターだったと自覚しているのですが、この話を聞いてリスクラバーに近付けた気がします。


④について。この会社は中国の人材紹介もやろうとしているので、社員の方から中国人学生の優秀さを訊くことが出来ました。うーん、このままだと日本沈没やな…てか日本人ホワイトワーカーとかいらんやん…これは日本全体としても僕個人としても危機感を持って取り組むべき問題です…

強みについては、とにかくチームメートからは紙に書いて問題を整理する力はとにかく優れているとほめられました。きっと地頭の悪さからとにかく紙に書いて考える癖がついているからでしょう(苦笑)まあ結果オーライです。
弱みは自分なりに思ったのは、フレームワーク使って整理してもimpricationというかso what?を出すのがやっぱり苦手だという事。あと思考スピードの遅さ…ここら辺も訓練なんでしょうけど、まだまだ道半ばですね。がんばります。

*1:価値がある=自分の描く将来の実現に資するという意味です。もちろん自分のなりたい姿がある程度描けているのが大前提ですが

*2:新卒でベンチャーを選ぶべきか、大企業を選ぶべきかについてはこのブログが参考になります:http://chaperone.blog36.fc2.com/

*3:もちろん怖いことにリスクをとりすぎて自分の心や体を壊してしまう可能性もあります。。