組織の法則は人に通ずるか
いつの間にか7月が終わって本格的に夏休みが始まってしまいました。
大学4年生にもなると1ヶ月ってほんと一瞬っすね(大汗)
6,7月に計画したことが何一つ出来てない。クズ過ぎワロタ…
さて今日は何を書こうかというと組織における法則を個人についてあてはめて考えてみようかと(笑)
別に擬人化じゃありませんよ*1ww
きっかけは某ビジコンの選考課題のために『ビジョナリーカンパニー②』を読んだ事でした*2。
- 作者: ジム・コリンズ,山岡洋一
- 出版社/メーカー: 日経BP
- 発売日: 2001/12/18
- メディア: 単行本
- 購入: 24人 クリック: 210回
- この商品を含むブログ (188件) を見る
「超」がつくほど有名な本なので全体の内容紹介は他に譲るとして、第五章で「針鼠の概念」というものが出てきます。
これは要約していうと、複雑な物事を噛み砕き単純化させることです。(針鼠は外敵に対して、体を丸めることで自身を守ることしかできないし、しない)
そして針鼠のように、単純化した企業戦略が①情熱を持って取り組めること②自社が世界一になれる部分③経済的な原動力になるという3つの条件を満たしていることが飛躍する企業の条件の1つとなっています。
そしてこれを読んだ時にあれ、これって個人が「飛躍」する条件と似ているんじゃないかと*3。
つまり企業にとっての針鼠の法則が①成し遂げたいという情熱②他社に負けない強み③自身の現状を客観的にそして適切にあらわすベンチマークの3つに置き換えられ、そして個人の人生における目標が以上の3点を満たしていることが個人の「飛躍」の条件ではないかと…
③がけっこうあやふやだったり、「飛躍」の定義があいまいなどロジックが甘々の推論ですが、個人的には人生を送るうえで大切なことを示唆してるんじゃないかと思います。
まあ仮に「針鼠の概念」が個人に応用できても①②③を具体的にどう満たすのかっていうのはまた別の困難な課題だとはお思いますが。
因みに、第四章の「ストックデールの逆説*4」や第八章の弾み車の概念も個人にとっても示唆に富む話だと思います。
それでふと考えたのですが、
①組織は個人の集合体である。
②『ビジョナリーカンパニー②』は飛躍する組織の法則をまとめた本である。
③従って『ビジョナリーカンパニー②』は飛躍する個人の法則をも示した本である。
っていう三段論法は正しいのでしょうか?
…正しいとするならば、①が正しいことを示す必要があると思います*5。証明することは無理だと思いますが。
で、結局何が言いたかったというと今回の「『ビジョナリーカンパニー②』って自己啓発書として読めるんじゃね」というのはあくまでも表のテーマで、実際は「組織って何なんですかね。人で成り立ってるんですかね。」という哲学的なテーマが本来のそれなのでした(思いつき)
いや、ほんと大二病真っ最中やなあー
p.s.
第二章の「第五水準の経営者*6」って自分が企業人として生きる場合、目標としたい人物像だと感じました。自分で言うのもなんですが、自分の強みって謙虚さじゃないのかなと(一歩間違えると卑屈になってしまいがちですが…)。それを活かす道を見つけたみたいでちょっと嬉しくなりました*7。
*1:そういえば1か月前まで企業×企業とかやってt(ry
*2:実はまだ通読してないことは内緒
*3:もちろん企業と違って業績という画一的な指標が個人にないため「飛躍」という言葉の適切性には留保が付されると思いますが
*4:どれほどの困難にぶつかっても、最後にはかならず勝つという確信を失ってはならない。そして同時にそれがどんなものであれ、自分が置かれている現実の中で最も難しい現実を直視しなければならない。
*5:論理学は齧った事すらないのでおかしかったらすいません。。。
*6:個人としての謙虚と職業人としての意思の強さという矛盾した性格の組み合わせによって、偉大さを持続できる企業を作り上げる
*7:職業人として、というか人間として意志の薄弱さにあふれていることは秘密